バレンタインのチョコアイス(From オーダーアイス.com )
こんにちは。
最近、Google+をちょっとづつですが、使い始めた榎本晋作です。
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さてさて、たまには、本業のマーケティングのブログを書こうと思います。(本業、Webマーケティングなので。)
え〜っと、よく小規模ビジネスにおけるWebマーケティングのご相談の際に「うちの書き入れ時は、3月なので、それが以外はさっぱりなんですよ^^」という事を聞きます。
それを聞いて、「^^じゃないでしょ!!」と思いっきりお笑い芸人かのようなツッコミを入れてしまいます。(実際はこんな言い方はしませんが。)
年間通して余裕で黒字だったらよいのですが、実店舗ビジネスや在庫をさばけないで困っているビジネスならシャレになりません。(社員を抱えている中小企業の社長さんは本当に笑い事ではないです。)
土地代や社員さんへの給料を支払い続けるには、自社の商品を年間通して売り続ける事が大事です。
方法は簡単で、今の商品に季節やイベントやブームに合わせた商品にするのです。
例えば、本記事の一番上に記載した「バレンタインアイス」
これも言い方を少し変えただけで、ようするにチョコアイスです。でも、大事なのは「今年のバレンタインはひと味違ってチョコアイスにしませんか?」という提案型にしているところです。
僕が思うに、ずばりターゲットは
・バレンタインが普通のチョコでマンネリ化してしまった女子
・少し変わったプレゼントをしたい女子(普通は嫌だ!)
・彼氏と一緒にアイスを食べたい女子
・彼氏がチョコは苦手だけどアイスは好きな女子(これは思いっきり書いてありますが)
そして「メッセージカード無料」「プレゼントなのでカップアイス」など、お客さんの夢をどんどん膨らませる演出。
ま、雪見大福の登場以降でしょうか、アイスを冬に食べる人も多いですが冷たいものなので、原則、夏の食べ物ですよね。
この他にも敬老の日にアイスを売るために「紅白アイス」にしたり、糖尿病対策で「塩アイス」を売ったりなど、様々な工夫を凝らし、アイスを販売している会社もあるようです。
他にも有名なパン屋、ヴィド・フランスの2月の商品がこれです!
なんと、恵方巻きサンド!
言われてみれば、ただのカツサンドかもしれませんが、これは確かにありかもしれません。パン好きの人は節分は米の恵方巻きよりサンドイッチの方がよいのかもしれません。
あたるか外すかが勝負になる、企画力ですが、ポイントは
「その時期に何があり、誰に対して、うちの商品で、どんな夢(メリット)を提案できるだろうか?」
発祥や意図を確認していないので断言できませんが、「日傘(天気の日に傘を売る)」だって「ラーメン屋の冷やし中華(暑い日にラーメンを売る)」だって「松屋の豚しゃぶ丼(夏に食欲ない時にさっぱり豚丼)」だって、論理的にはオールシーズンで商品を売る企画のはず。(日傘は違うかもしれませんが、あくまで論理的にはです。)
そういえば、僕も大学1年生の頃、バイト先の居酒屋で6月の平日に「新人メンバーがうまく集まらなかったサークル向けに、サークル入りそびれちゃった人向け新歓コンパの割引やりましょうよ〜。」とか言って、必死こいて提案していた記憶があります。(結局、大手チェーン店だからと言う理由で却下。。。。)
いつも、仕事してて感じるのは、よい企画を作るには「論理力(理論的に正解)」と「センス(感覚的によいか?)」が鍵だと個人的に感じます。
前者は下記の書籍がおすすめ(竹内謙礼さんの企画力は神憑ってます。)で僕もこれで企画力の大事さに気づきました。後者はとにかく上記のような事例を普段から見て考える癖をつけるのが大事だと感じます。
お客がドカンとやって来る売れる企画の作り方
マーケティングとは価値の創造とはよく言いますが、この場合においては平たく「新しいメリットの提案」というのが個人的にはしっくり来ます。

Shinsaku Enomoto

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