世界に出る前に華僑(華人)のルーツや秘密などを知るために、それについて書かれた書籍『客家』を読んでみました。
自分用の読書メモを共有します。
■華僑(華人)について
・華僑は「中国以外に住む中国籍の人」(華が中華ルーツで、僑が仮住まいを意味する)
・ゆえに移住先の国籍を取得した人は「華人」という
・華僑(華人)の85%は東南アジア在住
・人数が一番多いのはインドネシア(約1.9億人)
■華僑(華人)の発祥
・国内の飢饉など、貧しさから抜け出すために、東南アジアで労働力となる
・働いていた場所は「ゴム園」や「道路建設現場」など
・黒人奴隷の代わりだった
■経営者のルーツ
・移住先での労働(苦力)を抜け出した人がシンガポールなどでフルーツ売りからスタート
・「はさみ、料理包丁、裁ちばさみ(サンパーダオ)」を使って商売するのが多く、それができると一人前の商売ができる
・「ここは中国ではない」というすべてにおいて不利な環境であり、華僑(華人)たちは多くの差別を受けてきた
・それを乗り越えるべく「情報交換や助け合い」のために彼らに「ネットワーク」を作った。
・華僑(華人)ネットワークのルーツは不利な自分たちを守る最大の術だった。
・その中でも、優等生と呼ばれるのが『客家』と呼ばれる人たちである。
裸一環で異国の地にたどり着いた中国系の人たちが、自分を守り抜く術として選んだのがネットワークだったと学びました。
海外に行く際に「日本人で固まりたくない」という考え方が主流ですが、本当に生き残りたいのであれば、日本人もネットワークを形成していく事が重要なのかもしれません。

Shinsaku Enomoto
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